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ハイキュー!! 夏休みバトン!

第1章 夏は短し恋せよ男児




その後は普通に遊んで、泳いで、シュノーケリングして。


すごく充実した日だったと思う。

そら「泳いで遊んだ後、結局こうなるのね。
そんな気はしてた」

月「ほんと、木兎さんには付いていけないよ。
日向と同じく体力お化け。」

近くの体育館の管理人さんが予約ないからって快く貸してくれて結局バレーして。


木「意外にそら上手かったな!
ぎこちなかったけど、ちゃんと動けてたぞ!」

そら「ホントですか!素直に嬉しいです!」

全国五本指に入るエースにそんな事言われたら
テンションも上がる。

日向達の真剣なバレーにはついていけないけど、
体育で頑張っててよかった!


黒「あ、そろそろ新幹線入ってくるぞ。
ホームで見送るから、俺らも行くぞ」

シャキーン、と効果音がつきそうな感じで、
入場券を3枚取り出す。


月「黒尾さんにしては準備が良さすぎるんじゃないですか」


黒「にしては、は多いけどな!」

赤「早く行かなきゃ新幹線出ちゃうんじゃないですか」

そら「そうですね!行かなきゃですね!」


荷物を持って急いで改札を抜ける。

私たちがエスカレーターを登りきったところに丁度新幹線が入ってきた。


黒「じゃあ、またな」

木「次会えんのは春高だな!
待ってるからな!
ツッキーはウシワカ止めて来いよ!!」

月「まぁ、ゼンショはします」

そら「必ずお会いしましょう!
ごみ捨て場の決戦、やりましょう」

お互い期待に満ちた目で、強かに闘士を宿して、握手を交わした。


赤「そら、帰らないで。
俺はそらのこと好きだよ」

そら「え?赤葦さん」

手を掴まれて振り向くと、たぐり寄せられて、キスをされた。

そのまま、背中を押すようにして、蛍君に身を預けさせる。

それ以上何も言わせない様に。


そんな風にして扉は閉まった。


月「そら…えっと…大丈夫…?」

どういう反応をしていいのかわからない様子で蛍君もおずおずと聞いてくる。

そんなこと、なかなか無い。


何だか、私もよくわからなくて、ボーとした頭のまま

そら「取り敢えず、席、座らなきゃね。
いつまでもここにいたら邪魔だし、ね」










状況が良く読み込めないまま、
私の夏は終わった。
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