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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第8章 おねがい♡サマー仮面【カラ松】


***

「わぁっ、やったー! 海だー!」
私は走り出した。


青い海、雲一つない空。やっぱり来てみるとワクワクする。


海水浴場はカップルや家族連れで賑わい、夏のムードを一層盛り上げていた。


「ほら、カラ松くん! 突っ立ってないで早く行こう!」
待ちきれずに私はサマー仮面の腕を引っ張った。


「うっ! いきなりのボディタッチ……! ナ、ナイスサマー!」
サマー仮面がなぜかよろけながら、苦しそうに親指を立てる。


「カラ松くん、どうしたの? 体調悪いの?」


「いや、体調は悪くないが、下半身が少々……」


「え? 大丈夫?」


「大丈夫だ! それより、ハニー、海に来て嬉しいか?」


私は笑顔でカラ松くんを見上げた。
「うん! やっぱり海に来るとワクワクしちゃうし、楽しいね!」


サマー仮面が上半身を勢いよく反らせた。


「オーマイゴーッド! その愛らしい輝く笑顔……! ときめき50000サマー!」
また苦しみながら親指を立てる。


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