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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第37章 愛はなくとも君がほしい【カラ松】


今の言葉はどういう意味? 私はカラ松以外の人とする機会なんてないのに。なんで寂しそうな目でそんなこと言うの?

「くっ……」
カラ松は呻きながら慎重に腰を進める。

「ああんっ……あ……ンッ……ぅ……!」 

肉棒は最奥までしっかりとおさまった。

「入った……」
カラ松の絞り出したような声。

信じられない。あっさり入っちゃった。本当に私たち、今繋がっているんだ……。

「愛菜、痛くないか?」

カラ松が心配そうに私の髪を撫でた。優しい手つきに思わずドキッとする。

「うん。大丈夫。カラ松は? 痛くない?」

「ああ……気持ちいい……」

少し申し訳なさそうに答えるカラ松。自分から頼んでセックスしてるから、負い目を感じているのかな? 気にしなくてもいいのに。

私は彼の肩に手を伸ばした。

「ねぇ、カラ松」

「ん〜?」

「まだ……動かなくてもいいの?」

カラ松はさっきから挿入したままの姿勢でじっとしている。

「そうしたいが……動いたとたん出るかもしれない……」

「え、そうなの?」

「ああ……」
カラ松は頷いた。

静かな部屋には空調の音だけが響いている。隅にあるウォーターサーバーがたまにボコッと空気の入る音を立てた。

「愛菜……」
私を抱きしめながら、カラ松が耳元で囁く。

「なに?」

「セックスさせてくれなんて頼んで悪かった……」

は?

私はカラ松を見た。

「今してるのに?」

「ああ、順序を間違えた」

「順序?」

間違えたと言われても……今、まさに挿入中なんですけど?

カラ松は頭を起こして私を見つめた。

「オレは後悔している。セックスを頼む前に先に言うべきだった。愛菜を好きだと」 

「えっ……!?」 

私は驚いて思わず上半身を起こそうとしてしまった。

瞬間、

「あっ! あああぁ〜〜……」

突然カラ松が情けない声を上げながら、身体をこわばらせる。蜜壺の中がほんのりと温かくなった気がした。


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