第37章 愛はなくとも君がほしい【カラ松】
「はぁっ……あっ……くっ……愛菜っ……だ、だめだっ……」
「なんでだめなの? セックスしたいってカラ松が言ったくせに」
それはそうなんだが……。
手の動きが早くなる。鈴口からは涎が垂れ、徐々に滑りがよくなってきた。彼女の手の中で今までにないくらい膨張しているのがわかる。
「ふっ……う……んぅっ……愛菜っ……ほ、本当にっ……オレのっ……話……」
気持ちいい。
背中を反らせてベッドに手をついた。愛菜の動きに合わせて腰が小刻みに動いてしまう。
耐えろ、カラ松。ここでイッてしまえば愛菜に誤解されたままになる。ちゃんと謝って、ちゃんと好きだと伝えて、ちゃんと受け入れてもらって……ラブを交わすのはそれからだ。
「カラ松、もしかして遠慮してるの? 大丈夫。最後まで手伝うってもう決めたから。私とカラ松の仲なんだから恥ずかしくないよ?」
愛菜が穏やかに微笑み、いきなり亀頭を口に含んだ。
「ぅああああ゛ーーーーっ!!」
絶叫してしまう。
初めての感覚。あまりの刺激に背中がビリビリする。柔らかく温かい口の中で溶けてしまいそうだ。
「くっ……愛菜っ……もっと奥に……」
無意識に腰を突き出し、根元まで挿入する。彼女が苦しいかどうかなんて考える余裕がない。
「んんっ……」
愛菜は嫌がりもせず受け入れた。舌をねっとりと絡めて吸ってくる。
「あっ……ぁ……ああっ……愛菜……」
天井を仰ぐと、赤い照明がぼんやりと滲んだ。
好きなガールにこんな気持ちいいことをしてもらえるなんて……もうあそこも頭の中もトロトロだ。
そうだよな。告白なんて後回しでもいいよな? とにかく今は堪能したい。出したい。セックスしたい。
「っ……」
でも……愛菜はオレをあくまで友達と思っているんだよな……。一体これはなんだ? なぜ突然OKしてくれた? 童貞への同情なのか……?
ジュボジュボと響くイヤらしい音。愛菜の小さな口から繰り返し肉棒が出入りする。
Oh 卑猥だ……。