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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第6章 ドント・ストップ・ミー【おそ松】


あー、やっぱ、可愛い。なんだっけ? エロくてセクシーなお姉さん? んなもんクソ喰らえだ。愛菜に勝てる女なんかいねーんだよっ。


「愛菜」


「ん?」


「キスならしていいかな……?」


「うん」


俺は愛菜を抱き寄せると、唇にそっとキスをした。


やっぱ、愛菜の唇がいちばん。いや、他の女としたことないけどね。


後ろから歯で壁を削るような音や、床に頭を打ち付けるような音が聞こえる。


へへ……弟たちか……。よーく見とけよ、これが俺の女。最高だろ? お前らにはやんねーからな。


唇を離すと、俺は愛菜に頭を下げた。
「ごめん。ヘッドホン壊しちゃったんだよな。弁償するからさ、買いに行こうぜ」


「いいよ、そんな高いものじゃないし」
愛菜が笑う。


「あのさ、あの時聴いてた曲、クイーンの曲だろ? 愛菜って古い曲好きなの?」


愛菜が不思議そうに首を傾げた。
「あれ? 言ってなかったっけ? 私、高校の時、軽音部にいたの。先輩たちに色々昔のロックとか聴かされて」


「え? 軽音? 愛菜って楽器やってたの?」
俺は驚いて愛菜を見る。


「うん。ベース。言ってなかったっけ?」


「聞いてない……」


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