第31章 きれいきれいしましょう【カラ松】
「今度はイクのを許してやろう。オレから逃げないと約束するなら、な……」
興奮で膨みきった花芽を再び強く吸い上げられる。同時に激しく膣内を掻き回す太い指。もう限界。
「だめっ! イク! やだ! やだ! あっ、アッ、アッ、アッ、いやああああああああーーーー!!!!」
縛られたまま絶頂に達する。突き抜けるような快感に襲われた。彼の顔に飛び散る愛液。満足そうににやりと笑うその不気味な顔。
やっと逃げられたと思ったのに。なんでこんなことに……。
「激しくイッたな。可愛かったぞ」
カラ松くんはようやく離れた。
「…………」
私は気怠さに身を任せながら、彼を見上げた。
横になりたい。頭がぼんやりとする。
「どうした? 泣いているのか?」
カラ松くんの心配そうな声。
知らないあいだに涙が出ていた。自分でもなぜかわからない。こんなことをする彼に対しての抗議の涙なのか、身を任せてしまう自分への情けなさから出る涙なのか。
あんなに心を鬼にして決別したはずなのに、いざ目の前にすればやっぱり情が出てきてしまう。どんなに決心したつもりでもグラグラと揺れてしまう。だからこそ、離れるのには時間がかかった。ようやく縁を切れたはずだったのに……。
「早く……解いて……逃げないから……」
カラ松くんがフッと笑う。
「いいだろう。この体勢じゃ挿れにくいからな。愛菜はイッたが、オレは全然満足していない。せっかく剃ったんだ。たっぷり楽しまないと損だ」
剥き出しになっている秘部を嬉しそうに触る彼。
「ンッ……」
カラ松くんは私の背中に手を回し、縄を丁寧に解いていった。
「ベッドへ行くか。久しぶりだから、オレにめちゃくちゃ愛されたいんだろう? 時間はたっぷりある。きれいになったばかりのプニプニのここを堪能させてくれるよな?」
ぐちゅぐちゅと弄られ、また私はビクビクと震える。縄がすべて解かれ、身体を支えられたまま熱いシャワーをかけられた。
もう力が入らない……。
私はぐったりと彼に身を預けた。