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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第30章 熱帯夜【逆ハー】


「愛菜ちゃん! 余計なこと考えなくていいから! 俺たちと気持ちよくなりたいだろ? な? な?」

「そうだぞ、ハニー! さあ、このビューティフルな花の匂いを嗅いで!」

おそ松さんに無理やり肩を押され、強制的に寝かされる。すかさずカラ松さんが私の顔の上に白い花を散らした。

「んっ……」
強い香りに頭の中がグラグラと揺れる。身体が熱い。

「そうそう! きれいだよねー! もっとお花をあげるよー!」
十四松さんも散らばった花をかき集めて、私の頭の周りに置いた。

「ん……なんか変な感じ……」
甘ったるい香りが身体の隅々まで入り込み、次々と火を灯していくみたい。どんどん火照っていく。

「ふふっ、愛菜ちゃん、大丈夫だよ? ボクたち遭難してるんだから、七人で仲良く力を合わせないと! ね? もっと仲良くしよ?」
トド松さんににっこりと笑いかけられ、それもそうだなとぼんやり考える。

「はい……」

頷くと、六人は「よっしゃ」と小さくガッツポーズをとった。

「じゃあ、もういいよね? 僕、これ以上待つと出ちゃうから!」
チョロ松さんに促され、足を開く。

「すげぇ……さすがに素直だな……」
一松さんがぽつんと呟いた。

「あああありがとう! 僕、一生愛菜ちゃんのこと大事にするからね! 帰ったら式場を予約……あ、先にご両親と食事会!? 婚約指輪もいるよね!? お金あるかなぁ〜」
チョロ松さんがウキウキと覆い被さる。

「待て、チョロ松! 婚約指輪はおかしいだろ? オレのハニーだぞ? 今日だけ特別だ」
カラ松さんが声をかけたが、チョロ松さんはもう聞いていなかった。

「ここだよね!? ここでいいよね!?」
腰を落として、私の蜜口にぐっと先端をくっつける。

こくんと頷くと、彼は緊張の面持ちで唾を飲み込んだ。


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