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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第6章 ドント・ストップ・ミー【おそ松】


トイレのドアが勢い良く閉まる音。


俺はそのまま動けず、呆然とする。未だに自分の置かれた状況が分からない。


え? 何? なんで? 俺、やばいことしちゃったの? 愛菜は、俺のこと好きなんじゃねぇの?


床に置かれたヘッドホンから漏れ続ける耳障りな音。


何がドントストップミーナウだよ。調子に乗りやがって。


「あー! うるせぇんだよっ!」


俺は、ヘッドホンに手を伸ばし、乱暴にコードを引き抜くと、壁に向かって思い切り投げた。


ガシャン! という大きな音。
割れたヘッドホンの破片が足元に転がってくる。


愛菜が逃げ込んだトイレからは、何の音も聞こえない。


「くそっ……何だよ……」


俺は立ち上がると、そのまま愛菜の家を出た――。





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