第6章 ドント・ストップ・ミー【おそ松】
「いやっ! ほ、ほんとに……や、やだっ」
「愛菜!」
愛菜の身体を弄り、太腿に手を這わせる。愛菜が慌てて足をぎゅっと閉じ、俺の手を閉め出そうとした。
そうはいくかよ。
俺は愛菜の足をこじ開けると、無理矢理下着の上から股に触れる。
瞬間、かあっと頭に血が上った。
愛菜のあそこ、濡れてる……。
――その時。
「いやっ!! 本当にやだって言ってるのに!!!!」
愛菜が金切り声を上げて、俺を力いっぱい押した。
俺は尻もちをついて、我に返った。
「あ…………」
愛菜がボロボロと涙をこぼしながら、胸元を手で隠す。スカートを引き下げると、キッと俺を睨みつけた。
「わ、わりぃ……俺……」
え? マジで怒ってる……? なんで? なんでだよ? だって、キスした時は積極的に応えてくれたじゃん。『おそ松くんのえっち』って、恥ずかしそうに言ったじゃん。
「な、なぁ、愛菜……」
愛菜は、そのままドアまでずるずると後退りすると、いきなり立ち上がり、部屋を飛び出して行った。