第30章 熱帯夜【逆ハー】

「んンッ、ン、んんっ、んんんんん！」

もうよくわかんない。
でも気持ちいい。気持ちいい。

喉を思いきり突かれてえずきそうになる。苦しそうな表情のトド松さんと目が合った。

「くっ、愛菜ちゃんっ！　そんなに見ないで！」
トド松さんは顔を歪める。

「ヒヒッ、どうだよっ、あんたも気持ちいいんだろっ！？」
子宮まで響くぐらいに激しく打ちつける一松さん。

「はぁっ、ハニー！　ハニー！　ああっ、なんてエロいビーナスなんだ！」

カラ松さんが自身の股間に手をやる。私の胸の蕾をいじりながら、自慰を始めた。

上からも下からもガンガンと責めあげられ、頭が朦朧としてくる。身体がビクビクと勝手に痙攣して止められない。

こんなの……無理……イッちゃう……。

「ぐっ！　締めつけるなよ！　出ちまうっ！」
一松さんの声が聞こえた。

「うぅ、ボクもっ……もたないよ……」
トド松さんの顔が紅潮している。

「はぁっ、ハニー！　ハニー！　ハニーーーー！」
カラ松さんの手の動きが速くなった。

私ももうダメ！　狂っちゃう！

「ん！　んぅ！　んんんんんんんんんんんん〜〜〜〜！！！！」

限界を軽く越えてきた快感。全身が震え、絶頂が訪れる。

「ぐううっ！　で、出るっ！　出るっ！！！！」
一松さんが私の中でドクンドクンと波打った。

「ああっ、ボクも！！　あああっ！！」
頭を押さえられ、口の中が苦いものであふれる。

「くぅう！　ハニー！　ハニー！！！！」
ほとばしった白い液体。

あー……また最後までしちゃった……。

トド松さんと一松さんが肩で息をしながら離れる。私はカラ松さんの上に崩れ落ちた……。