第30章 熱帯夜【逆ハー】

四つん這いになっている私の下にカラ松さんが潜りこむ。嬉しそうに胸の膨らみを揉みはじめた。

「フーンッ！　どうだハニー？　オレたちに全身を責められるのは？　ああ、喋れないか」
カラ松さんが下からニヤリと見上げる。

一松さんがうしろから蜜口に自身を押しあてた。

「あんたエロいね……こんなに濡らして……挿れるよ……」
ボソボソと呟き、一松さんは腰を突きだした。

「ん！　んんん〜〜〜〜！！！！」

「すげぇ……中ぬるぬる……」
時間をかけて奥まで入る。

喉奥を突いていたトド松さんが動きを止めた。
「ねぇねぇ、一松兄さん。同時に動こうよ」

「トド松、おまえ……容赦ないな……」

「え〜！？　兄さんもでしょ？　今さら何言ってるの！？　いいじゃん！　ボクたち四人ともお花の香りを吸っちゃったしぃ！　ね？　愛菜ちゃん？」

もう何がなんだかわからない。

口の中はトド松さんのものでいっぱいだし、下半身は一松さんに貫かれているし、上半身はカラ松さんにもみくちゃにされている。

花のせいだというのはわかっていた。ちゃんと頭で理解しているつもり。なのに、抗えない。身体が快感に支配されてしまっている。

私は涎を垂らしながら、トド松さんを見上げた。
「もっほ……もっほ、しふぇくらさい……」

トド松さんが吹きだす。
「なんて言ってるか分かんないよぉ！　なぁに？　もっとしてくださいって言ったの？」

こくんと頷くと、トド松さんは私の頭を撫でてくれた。
「愛菜ちゃんはいい子だね〜！　じゃあ、してあげるっ！」

トド松さんがまた腰を振りだし、私の口の中を責める。一松さんもうしろから突きだした。カラ松さんの手が乱暴に胸を揉みしだく。