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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第6章 ドント・ストップ・ミー【おそ松】


「これ」
愛菜が真っ赤になりながら、ヘッドホンを差し出す。


「へ?」

「だから! 私がトイレに行っている間、このヘッドホンをつけてて欲しいの」

「…………」

「お願いっ!」


かっ、可愛い〜!
なんだよ、たかがおしっこの音ぐらいで!
そんな、恥ずかしがっちゃって!


俺はニヤニヤしながらヘッドホンを受け取る。


「おそ松くん、私が戻ってくるまで絶対に取らないでね?」

「はいは〜い」

「絶対だよ!? 絶対に取っちゃだめだからねっ!」


俺は頷いてヘッドホンをつける。大音量で音楽が流れる。確かにこれなら聞こえないわな。


愛菜は、何度も振り返りながら部屋を出ていった。


……さてと、どうしようか。取っちゃだめって言われたら、取りたくなるのが人間の心理だよな〜。


俺はヘッドホンに手をかけた。


「…………でも、まぁ、やめとくか」


やっぱり取るのはなんか罪悪感がある。


俺はそのままヘッドホンで音楽を聴きながら、目を瞑って仰向けに寝転がった――。


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