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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第28章 キミと浴衣で花火デート【おそ松/デート松】


「どうせ電車すくまで時間かかりそうだしさ、今日はどこかに泊まっていかね? 汗かいたからゆっくりシャワーも浴びたいしさ」

「え……?」

泊まる? それって……。

途端に心臓が早鐘を打ち始める。

「さっき『後でね』って言っただろ? そんなこと言われたらさ、やっぱ抱きたくなるって言うか……自信ないけど、俺は愛菜と一緒にいたい」

おそ松くんが真っ直ぐに私を見つめた。

どうしよう。おそ松くんと泊まる……。つまり、おそ松くんと最後までする……。

花火を見ながら彼の指で愛撫されたことを思い出す。ドキドキしたし、気持ちよかった……。

おそ松くんは真剣な顔で私を見つめ続けている。

「おそ松くん……」
私は離れていた彼の手を取った。おそ松くんがハッとする。

「愛菜、いいの!? じゃあ、早くラブホにい」「今日はごめん」

「えっ……?」
おそ松くんがぽかんと口を開いた。

「また今度、続きしよ? ね?」
再び歩き始めると、おそ松くんが慌てて追いかけてくる。

「なんでだよ〜! 今、絶対ラブホ行く流れだったじゃーん! 愛菜も俺に抱かれたいんだろ!? 俺、頑張るって!」

「だって、焼きそば、なかなか食べさせてもらえなかったし」

「そこ!? そんなに根に持ってたの!? もういいだろ!? ヤラせてよ! なっ? なっ?」

ヤラせてって何? さっきはカッコよく誘ってくれたのに。


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