第28章 キミと浴衣で花火デート【おそ松/デート松】
「愛菜ちゃ〜ん、とりあえず、その袋を一旦置こうか〜」
さっさと愛菜から袋を奪って、手の届かない場所に置く。
「え、でも、焼きそば……」
「分かった分かった。後でいくらでも食えるから。先にやんなきゃいけないことあるだろ?」
「やんなきゃいけないこと……? 手を拭くの? ウェットティッシュなら持ってきたよ?」
ちげーよ!! どんだけニブイんだ。
「お前さぁ……」
「??」
きょとんと見上げてくる愛菜。くっそ、可愛いし! やっぱキスしたい!
花火がまた打ち上がる。パッと一帯明るくなって、彼女の小さな顔が照らされる。綺麗だ。
「あーもう! あのなぁ! やんなきゃいけないのは、こういうこと!」
俺は愛菜の肩を掴むと、強引に抱き寄せた。
「おそ松く……んんっ!?」
彼女の唇に無理矢理口づける。
一瞬、身体を強張らせたものの、愛菜はすぐに力を抜いた。
あー……何これ……めちゃくちゃ柔らかい……。
うまいやり方なんて分からない。夢中で愛菜の唇を吸う。彼女がビクビクッと小さく震え、俺の興奮はさらに跳ね上がる。
やべぇ、止まんない。
愛菜の柔らかな唇は、重ねているだけで気持ちよくて、もう俺の中の何かがトロトロに溶け出してしまいそうで、もっと愛菜が欲しくなって……。
つまり、めちゃくちゃおっぱい触りたい。