• テキストサイズ

《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第28章 キミと浴衣で花火デート【おそ松/デート松】


「うんっ! 何食べよっか?」

どの屋台も人だかりができ、活気にあふれている。私たちは端から順番に屋台を覗いた。

「ん〜! 焼きそばとか唐揚げとか行きたいところだけど、あとで酒飲みながらでもいいしな〜。ここは敢えてかき氷だな。イチゴシロップのやつ」

「かき氷かあ。いいね!」

おそ松くんはすぐにイチゴのかき氷を注文する。たっぷりと盛られた氷がすごく美味しそう。

「愛菜も一緒に食べる?」

「うんっ」

私たちは屋台の外れの人が少ない場所まで移動すると、並んで腰を下ろした。

「ほい、食べさせてやるよ。あ〜ん」
おそ松くんがかき氷をすくってくれる。

「ちょっ……恥ずかしいよ」

「誰も見てないって。カップルだらけだし。ほら、早くしないと全部食べられるぞ、俺に! あ〜ん!」

言われた通り口を開けると、氷が舌に乗せられる。

「ん〜冷たいっ」

ヒンヤリと甘い夏の味。じりじりと火照った身体を心地よく冷やしてくれる。

「おいしい?」
ニコニコと覗き込んでくるおそ松くん。

「うん、おいしい」

おそ松くんに食べさせてもらったから余計に。

「へへっ、お口開けてる愛菜、マジエロかったー。なあなあ、今度その顔、写真に撮らせて。使えそう」

「何言ってるの!? もうっ!」

せっかくキュンとしかけたのに、またエロ話。この男はっ!

「それより、俺にも食べさせてよ」

「えー、恥ずかしいよ……」

「それはないだろ! 俺も食べさせたじゃん!」

「ふふっ、分かってるよ。あ〜ん」

素直に口を開けるおそ松くん。すくった氷を食べさせてあげる。

「ん〜、冷たいっ!」
おそ松くんも美味しそうに笑った。


/ 804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp