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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第27章 ぼくは紫陽花(あじさい)【十四松】


「んぅっ、ぁあっ……来てっ……お兄さんっ……!」

「あっ、うっ、もうっ出ちゃうっ……!」

慌てて引き抜く。間一髪でぼくは愛菜のお腹の上に射精した。

白い肌の上にぼくのものをぶちまけられたまま、にっこりと見上げてくる愛菜。

「ふふっ、いっぱい出たね……気持ちよかった?」

う……またタッティ……。

「愛菜ちゃん、もう1回……だめっすか……?」

「うん、いいよ。しよ……」

本棚からティッシュの箱を取って、愛菜のお腹を拭く。改めて愛菜に覆い被さると、隣のチョロ松兄さんがガバッと起き上がった。

「え? 兄さん、起き」「もう無理! トイレ!」

チョロ松兄さんが勢いよく部屋を出ていく。

え? もしかして起きてた……?


瞬間、他の4人も一斉に起き上がった。

「の、喉! 喉乾いた! 台所行ってくる!」

「ウィンド! 夜のウィンドにあたりに屋根に!」

「う○こ、漏れたから風呂で洗ってくる……」

「あれっ? スマホの充電がッ! 充電器どこだっけ〜!?」

ドタドタと一斉に部屋を出ていくみんな。

残されたぼくと愛菜は抱き合ったまま、呆然と顔を見合わせた。

「もしかして、お兄さんたち起きてたのかな……?」

「あはっ、そうかも……」

「どうする? もう1回する?」

「する……」


みんな、ごめん。

ぼくと愛菜はまたキスを始める。

気のせいかもしれないけど、部屋の外から「押すなよ、見えねーだろ」「おそ松兄さんこそ押すなよ」なんて会話が聞こえてくる。

……たぶん、気のせいじゃないな……。

雨の音はもう聞こえない。ぼくは愛菜の温かい身体に再び身を溶かした。


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