第27章 ぼくは紫陽花(あじさい)【十四松】
まずいよね……分かっている……。
隣のチョロ松兄さんをちらりと見る。背中を向けて起きる気配もない。
愛菜に視線を戻すと、期待に満ちた瞳でぼくを見ている。
こんなの……どうするかなんて、もう答えはとっくに決まっている……。
止まない雨。じっとりと浮かんでくる汗。
ぼくは愛菜の足を掴んで開くと、彼女の秘部に口をつけた。
愛菜の身体がビクンと跳ねる。ぼくは夢中で舌を這わせた。どこがどうなっているのかはよく分からない。ただ、ベチャベチャと柔らかい肉を舐める。
「あっ……ぁん……ン、ぁ……あぁんっ……」
愛菜が高い声で啼き始めた。
気持ちいいってこと……?
大きく舐めると、とろりと蜜が溢れてくるのが分かる。
ぼくに舐められて濡れてるのかな……もしそうなら、めちゃくちゃ興奮するんだけど。
「愛菜ちゃん……どこがいいの……?」
「どこって……」
「分かんない……教えて……」
愛菜の顔がみるみる紅潮する。
「そんなの……知らないっ」
「ぼく、初めてだから分かんない。愛菜ちゃんに気持ちよくなってほしい……」
「もうっ……」
愛菜は恥ずかしそうに目を逸らしながら、指で小さな突起に触れる。
「そこがいいのー?」
「うん……」
また、血が沸騰する。あの愛菜がぼくに向かって足を開いて、自分で秘芽の場所を教えてくれるなんて。
ぼくは迷わずその可愛い突起に食いついた。