第27章 ぼくは紫陽花(あじさい)【十四松】
愛菜の身体に緊張が走り、喉がヒュッと鳴る。
ぼくは飴玉を転がすようにしゃぶった。
「あっ……やぁッ……ん……っ……」
控えめな声が聞こえる。
美味しい。もうずっと舐めていたいくらい。
双丘を交互にしゃぶりながら、愛菜の顔を見る。真っ赤な顔、潤んだ瞳、汗で張り付いた前髪。大人の女性のように色っぽい。
「愛菜ちゃんっ……下も……」
ぼくはたまらず彼女のパジャマに手をかけた。
愛菜は脱がせやすいように少し腰を浮かせてくれる。
その仕草にまた股間が熱くなった。
ヤバイっす……これ脱がせたら本当に止められない……。
だったら手を離せばいい。なのに、ぼくは一気に彼女のパジャマを下ろした。
薄い黄色の可愛いショーツ。ぷっくりと形よく膨らんだ恥丘にごくりと喉が鳴る。
「はあっ……う……やばっ……」
間髪入れずにショーツ越しに顔を埋めると、愛菜が慌てたようにぼくの顔を押し戻した。
「きゃっ……お兄さんっ、いいけど慌てすぎっ」
「ご、ごめんっ……!」
でも、この下着を脱がせたらあるのは……。
かあっと頭が熱くなる。鼻血が吹き出そう。もう、ここまで来たらどうしても見たい。
ショーツに手をかけ、下に引っ張る。
「っ……!」
反射的に愛菜が下着を押さえた。
「ごめんっ……」
ぼくはそれでも無理矢理脱がせる。謝れば済むってものじゃないんだけど、止められないし。
丸まったショーツを足から強引に引き抜く。目に飛び込んできたのは、初めて見る女性のあそこ。そして、恥ずかしそうにこっちを見ている全裸の愛菜。
可愛い……。エロすぎて、もう収まんない。
頭の中でぼくの分身たちが『まずいまずいまずい』と大合唱している。