第26章 大人の社会科見学【一松】
彼の手の中で柔らかく形を変える私の膨らみ。押し上げられたかと思えば、ぎゅっと押さえられ、力を込めて回される。
「あっ……いやぁっ……やめて……ぁ……や……」
何度も何度も揉まれ、徐々に身体が熱を帯びる。
「はい……よく捏ねたら今度は叩きつけて空気を抜きます……」
瞬間、パンッと大きな音が車庫に響いた。一松さんがいきなり胸の膨らみを叩いた音だ。
「ひっ! い、痛いっ! やめてっ……!」
彼は何度か膨らみを叩くと、またぎゅうっと掴む。
「はーい……これを繰り返して生地がきめ細かくなるまで根気よく捏ねます……。手捏ねパンの場合、最低でも15分は必要です……今回の生地はなかなか弾力があるので30分以上は捏ねる必要があります……」
「さ、30分!? いやっ!」
暴れようとすると、膨らみのてっぺんをきゅっと摘まれた。
「やぁんっ!」
思わず身体を反らす。
「ちゃんとお勉強しないと、立派な先生になれないよ……?」
蕾を指ですり潰され、鋭い刺激が走った。
「ぁ……あ……あ……や、やだ……」
「やだって、あんたの幼稚園が社会科見学させて下さいって言ってきたんだろ……? こっちは善意で教えてやってるのに……」
蕾と膨らみを同時に捏ねられながら、耳の中を舐められる。
「ふぁあっ……あ……んっ……ひゃあうっ……」
ぞわぞわと立つ鳥肌。激しく丹念に愛撫される胸。耳元でぺちゃぺちゃと一松さんの舌の音が響く。
こんな酷いこと……嫌……なのに……。
思いとは裏腹にますます身体は熱を持つ。いつの間にか私は一松さんに背中から寄りかかり、腰を動かしてしまっていた。