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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第5章 それでも君が好き【チョロ松】


しばらく沈黙が続いた。




「で、チョロちゃん、何の話だっけ?」
愛菜が首を傾げる。


「え……」
僕は考え込んだ。結局、僕は何を言いたかったんだ?


「あ! そうだ! だから! そもそもゴミ箱は……」


「チョロちゃん」


ふわりと僕の頬に愛菜の手が伸びてきた。柔かくて小さな手が僕の頬を撫でる。


「あ…………」
僕は思わず固まった。


「ありがとね、いつも」
にっこりしながら愛菜が言う。


ドキッとする。


あ……僕、やっぱり好きだ……この笑顔……。


鼓動が弾む。


「チョロちゃんがおうちを片付けてくれて、美味しいごはんも作ってくれるから、私、頑張って毎日仕事できてるよ?」


「あ、うん……」


「帰ってきてチョロちゃん見たら、疲れも取れるんだ〜」


「そ、そうなんだ」
そんなこと言われたら照れちゃうよ。


「うん、チョロちゃんのこと大好きだから」
愛菜の手がもう一本伸びてきて、僕の頭を両手で包む。


そのまま愛菜の顔に引き寄せられ、コツンとおでことおでこがぶつかった。


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