第25章 おめでと♡サマー仮面【カラ松】
「おそ松くんたちはどうしたの!?」
「さあ、どうしただろうな。今回のサマーフラッシュは強烈だったからな。もやしチンコたちは、アメリカどころか、タイムスリップして過去にでも飛ばされたかもな」
正直、今はブラザーたちのことはどうでもいい。目の前の愛しのハニーしか見えないぜ。砂浜には静かに波が押し寄せる。最高のロケーションだ。
「そんな……こんなところに来ちゃってどうするの?」
オレはそっと愛菜ちゃんに擦り寄った。
「どうするって分かっているだろう? ハニーが望んだことだ……」
愛菜ちゃんが、ハッと息を呑む。
そうだ、ハニー。このサマーフラッシュは、君が望んでいるグッサマーな世界を具現化しただけだ。
「サマー仮面に海で抱かれたい、それがハニーの願望だろ? 今回は小さな海水浴場の岩場の影じゃないぞ。太平洋に囲まれた島の砂浜だ。しかも貸し切り。どうだ? 最高だろ?」
ハニーが頬を染める。愛らしい瞳が恥ずかしそうにオレを見つめた。
「サマー仮面……」
フッ、分かっているさ、ハニー。オレに抱かれたくてたまらないんだろ? 言葉には出さずとも君のその燃えるような瞳が訴えている。『サマー仮面にメチャクチャにされたい』と、な。
言いだろう、引き受けた。ハニーが満足するまでいくらでも抱いてやるさ。イグニッションした熱情は、もう止まりはしない。その夢、オレが叶えてやるよ……。
「ハニー……!」
勢いよく飛びつき、砂浜に彼女を押し倒す。裸同然の水着姿。細いながらも艶かしく丸みを帯びた身体のライン。布からはみ出た胸の膨らみ。今にも見えてしまいそうな心許ない秘密の花園。オレのビッグベイビーが海パンの中でムクムクと頭をもたげる。