第25章 おめでと♡サマー仮面【カラ松】
「実は、去年の夏にサマー仮面と海でエッチしちゃったでしょ? それからもカラ松くんとエッチしてるけど……正直初めの刺激が強すぎて、普通のエッチじゃ、もう物足りないの!」
「は……?」
サマー仮面がぽかんと口を開けた。
言っちゃった……。
「だから! カラ松くんのことはもちろん好きだよ? でもね、ぶっちゃけサマー仮面とのエッチのほうが興奮するの!」
あああああ! もう! 何これ!? なんで私はおかしな性癖を彼氏に暴露しちゃってるの!? だから、こんなこと言いたくなかったのに! これ、完全に私が変態じゃん! こんなこと告白されてもカラ松くんだって困るよね!? こっそり心の中にしまっておきたかったのに!
私は両手で顔を覆った。
サマー仮面が静かに口を開く。
「つまり……ハニーはサマー仮面とセックスしたい、ということだな……?」
「うん……まあ……そうなるかな……」
こくこくと頷く。もう、どうにでもなれ……。
「太陽の仮面をつけて、海パン姿の男にハニーは欲情するんだな?」
「そうだよ! 恥ずかしいから改めて言わないで!」
「でも、去年の海以来、サマー仮面の話をしなかったじゃないか」
「それは……だって恥ずかしいし……自分でもまさかそんな変な趣味になっちゃったなんて認めたくなかったし……」
サマー仮面が大きく息を吐くのが聞こえた。
「分かった、ハニー。それはそれで好都合だ。ま、まあ、ちょっとびっくりしたが。オレはてっきり愛菜ちゃんがサマー仮面のことを忘れてしまったんじゃないかと心配していたんだ。でも、杞憂だったようだな」