第25章 おめでと♡サマー仮面【カラ松】
どうやらガイアに導かれしオレサマーの力を見せないといけない時が来たようだ。フッ、強靭な力ゆえ、できるならば隠しておきたかったが致し方あるまい。
オレはサマーな必殺技を繰り出した。
「くらえ! サマー・ヘッド・アターック!!!!」
思い切り頭を振って、頭突きをかます。ゴチッと大きな音がして、おそ松が頭を抱えて蹲った。
「いってぇー!? おまっ! 何すんだよ!」
「フンッ、もやしチンコにサマーを注入しただけだ」
「いや、これサマー関係ねーだろ!?」
痛みに呻くおそ松を無視して、オレは愛菜ちゃんの手を引っ張った。
「ハニー、来るんだ。話がある」
「え!? ちょ、ちょっと!? カラ松くん!?」
強引にリビングから彼女を連れ出す。廊下に出てすぐ左にあるバスルームに入ると、外に声が聞こえないようにきっちりと扉を閉めた。