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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第25章 おめでと♡サマー仮面【カラ松】


「だめだよ、おそ松くん。我慢して」 


「焦らすなよぉ、愛菜ちゃん!」


「あ! だめ! おそ松くん、だめだってば!」
愛菜ちゃんの緊迫した声が聞こえる。


くそ! もやしチンコめ! 愛菜ちゃんに何を!


オレは窓枠に手をかけた。


その時。


「きゃあああ! 不審者! 不審者がいる! 誰かー!」
後ろから女性の叫び声。


振り向くと、おばさんがオレを指差している。通りがかったサラリーマンらしきスーツの男が慌ててスマホを取り出した。


「もしもし、警察ですか!? 民家に入ろうとしている変態がいます! ええ、ええ、はい。変な仮面をつけている海パンの男です!」


「ち、違います! これは! サマーをサマーして……」
オレは誤解を解こうと彼らに近づく。


「きゃあ! 変態がこっちに向かってくる!」


「うわあ! おい、誰か! 誰か捕まえろ!」


くっ! このままではまずい。変態として警察に捕まってしまう。オレはただ市民の平和なサマーを望んでいるしがないサマー仮面なだけなのに! サマーを愛するだけでこんな扱いを受けるとは、一体どうなっているんだ、最近のニッポン!


「カラ松くん!? 何をやってるの!?」


後ろの窓が勢いよく開き、聞き慣れた声が聞こえた。振り向くと、目を丸くしている愛菜ちゃん。


「ああ~愛菜ちゃーん! ヘルプミイィィイ!」


ホッと胸を撫で下ろす。マイプリンセス、愛しの女神の登場だ。オレは泣きながら彼女に縋り付いた。


「え!? どうしたの!? 分かったから! 泣かないで! いいから、早く入りなよ!」


「でも、入っていいのか……? 中でおそ松とエロ忍者なんだろ……?」


「は?」


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