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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第5章 それでも君が好き【チョロ松】


目が覚めると、午後11時になっていた。


ああ、あのまま寝ちゃったのか。喉乾いたな。


水を飲もうとキッチンに行くと、水道の音。愛菜が洗い物をしている。


あ、そうか。洗い物やってくれてるんだ……。愛菜、仕事で疲れてるのに……。


水道を止め、愛菜が振り向いた。
「あれ? チョロちゃんどうしたの? 寝てるのかと思ってた」


「あ、ああ……。えっと、寝てたんだけど、起きちゃって……水でも飲もうかと」


「そっか〜。冷蔵庫に今日買ってきたお水入ってるよ」


「うん……」


なんだ? 喧嘩したはずなのに普通に接してくるぞ?


僕は、冷蔵庫から水を出すと振り返った。
「あのさ、さっきのことどう思うの?」


「さっきのこと?」
愛菜が不思議そうに返す。


「だから! カレシが出て行くって言ってるんだよ? 止めないの?」


「う〜ん……」


「僕が出て行ってもいいの?」


愛菜は、ゆっくりと言葉を選ぶように喋り始めた。
「出て行って欲しくはないけど、それを決めるのはチョロちゃんだから……ここにいたくないって言うなら無理に引き止められないし」


 
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