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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第5章 それでも君が好き【チョロ松】


ちゃんと聞いてるのかよ。急いでいるのは分かるんだけど、ルールを守らない愛菜が悪いんだからね?


「とにかく部屋のゴミ箱には……」


「うん、分かった! チョロちゃん、この後、時間あるんでしょ? 悪いけど片付けておいて!」


「もう片付けたよ! 大体、僕だってこれからハロワに行くし、時間なんてないから」


「じゃ、行ってきまーす!」
愛菜がリビングから飛び出していく。


「あ、ちょっと! パジャマをちゃんとカゴに……」


バタンとドアが閉まる。あっという間に嵐は去って、部屋に再び静寂が戻った。


見ると、脱ぎっぱなしのパジャマ。テーブルの上には使ったままのメイク道具一式。


「はぁ……」
僕は溜息をつくと、脱ぎ捨てられたパジャマを拾い、メイク道具を片付ける。


全く、女の子のくせになんでこんなにだらしないんだよ……。そりゃ、僕が愛菜のマンションに転がり込んだわけだし、おまけに働いてないんだから、とやかく言える立場じゃないけどさ。


僕は一通り片付け、洗濯機を回し、洗い物を済ませる。回し終えた洗濯物をベランダに干すと、着替えて外へ出た。


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