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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第23章 桜とぼくらの一週間【チョロ松/学生松】


ん? 僕、今、何かまずいこと言った? 


愛菜が顔を赤くして、モジモジし出す。掛け布団を取って、パジャマの前を隠した。


んん?


「チョロ松くん、それって……えっちな意味で言ってるよね……?」  


んんんん????


僕はやっと自分の言ってしまったことに気づいた。確かにあの流れなら、女優より愛菜とえっちしたいという意味に聞こえる。完っ全に無意識だった。


「違うよ! 変な意味じゃなくて! ただ、愛菜のほうが可愛いし、性格もいいし、僕は好きだって言いたかっただけでっ!」


「す、好き!?」
愛菜がますます驚いたように目を丸くする。


「あ! じゃなくて! だから、愛菜のほうが!」


愛菜のほうが? 僕は何を言っているんだよ。


「チョロ松くん……」
愛菜がますます赤くなり、恥ずかしそうに布団で顔を隠す。


あー……恥ずかしがる愛菜、超絶可愛い……。


僕は呆然と彼女を見つめた。胸が高鳴る。


やっぱり言ってることは間違っていないよ。えっちな意味でも、そうじゃなくても、愛菜のほうが何倍もタイプだ。おっぱい出したおねーさんより、布団で身体を隠す愛菜のほうが、ずっといい。


「愛菜……」
僕はベッドに座る彼女に近づいた。


「ちょっ、ちょっと!? チョロ松くん! なんでこっちに来るの!? そこにいて! こらっ、ハウス!」
愛菜が慌てたようにベッドの上で後退する。 


ヤバイ。これ、友情バランス崩れちゃうヤツだ。ここまで頑張って保ってきたのに。


頭の中では冷静に考えているのに、自分を止められない。突き動かされるように愛菜のほうへ動く。ベッドに片膝をつくと、ギシッと軋む音が響いた。


「愛菜、ちょっとだけ……」


「ちょっとだけって何が!? チョロ松くん、来なくていいってば!」


布団でガードしながら、ずるずると枕元へ移動する愛菜。僕はもう片方の膝もベッドに乗せた。


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