第21章 恋をすればお砂糖なんて【一松】
「あっ……あ……んぁっ……」
私は刺激に耐えながら何とか洗い物を終わらせる。一松さんはさらに胸の尖りをしつこく刺激し続けた。
「やっと終わったね……だめだよ、もっと早くやらないと……はい、不合格」
不合格?
瞬間、一松さんは胸から手を離し、私のスカートと下着を一気に下ろした。
「きゃあっ!?」
ヒヒヒッと笑い声。
「あんた、すごいカッコしてるよ……キッチンで尻丸出し……えっろ……」
「イヤ……」
「不合格だったからお仕置きされても仕方ないよね……」
え? お仕置き? お仕置きって何!?
彼は私の手を誘導し、シンクのへりを掴ませた。腰を掴まれ、下半身を突き出す体勢にされる。
「やぁっ……こんなの恥ずかしい……」
「恥ずかしくて当たり前……お仕置きだからね……」
一松さんは私のお尻をパンッと叩いた。
「あっ!」
「ヒヒッ……何その反応……やらし……」
パンッパンッパンッと小気味よい音が響く。手加減してくれているのか、思ったよりも痛みはない。羞恥心の方がはるかに上回っている。
「あんっ……やん……一松さん……」
「はぁっ……エロすぎ……キッチンで尻を叩かれるおれの嫁……」
興奮でうわずった声。
「んっ……あ……あ……ぁんっ……」
あられもない姿で私は叩かれ続ける。なぜだろう。私まで少し興奮している……。
一松さんは投げやりに笑う。
「ねぇ、こんなことされて嫌でしょ……? 最低の夫でどうもすみませんね……。おれみたいなクズと結婚しやがって、あんた本当にバカだよ……世の中もっといい男がいくらでもいるのに……。同情? 憐れみ? おれのことなんて、捨てたきゃ捨てれば……?」