第20章 アクアリウムに沈む愛【カラ松、おそ松】
「カラ松くんは、やっぱり優しいね。いちいち確認取るんだもん」
それは誰と比べて言っているんだ、ハニー?
オレは動き始めた。
愛菜の顔から笑顔が消える。夢中でピストンを繰り返す。
これは本当に現実か? 今、愛菜とセックスしている。ずっと我慢していたんだ。愛菜が泣くたびに何度抱いてやりたいと思ったか……。
付き合い始めてからだって、何度も何度も愛菜とするところを想像して一人で慰めていた。愛菜の心からおそ松が完全に消えるまで待とう、そう思っていたのに。
腰を引くたびにオレを離すまいと愛菜の温かな肉が吸い付く。ギリギリまで引き、一気に突き入れると、擦れて水音が響いた。
「はっ……愛菜……いやらしい音しているな……」
「あっ……あんっ……やだ……んっ……あぁん……」
彼女が可愛い声で鳴く。
忘れてくれ、愛菜。おそ松のことなんて。いや、忘れたいのはオレの方だ。水族館でのことはなかったことに……ならないよな……。ああ、このまま、愛菜の中を突いて突いて突きまくったら、二人とも記憶を失ってしまえばいいのに。
愛菜の足を掴み、オレの肩に乗せる。体重をかけるように打ち付けると、彼女はさらに高く鳴いた。
「はぁっ……はぁっ……くっ……」
突きながら、愛菜の胸を鷲掴みにして揉む。
「あっ……あっ……あんっ……カラ松くんっ……!」
愛菜が自ら腰を振りながら、淫らにオレを誘う。
オレは愛菜の胸の蕾をギュッとつねった。
「あああああああっ!」
愛菜が絶叫する。