第4章 夢松事変【カラ松】
「い、いいですっ! 自分でやるからっ」
カラ松に脱がされるなんて、冗談じゃない! 私は必死に振り払う。
「遠慮するな」
カラ松は私の手を掴むと、そのまま強引にソファに仰向けに寝かせた。自分も足元に腰掛け、骸骨のバックルを外し、ベルトを緩める。そして、デニムパンツのウエストに手をかけ、ゆっくりと下ろしていく。
どうしよう。もう、恥ずかしくてカラ松の顔が見られない……。私は横を向いて必死にカラ松の顔を見ないようにする。
カラ松がふと手を止めた。
「一松、お前、女物の下着を履いているな。どういうことだ?」
「えっ! これはその」
「よく見せろ」
「ちょっ、だめ!」
カラ松はデニムを素早く足から抜き取ると、下着に顔を近づける。
「白のレース、か……。なるほど……」
何がなるほどなの!?
うう、恥ずかしい。私は手で顔を隠した。
カラ松がふぅっと息を吐く。
「怪しいな。中身もチェックさせてもらうか」
「はっ!?」
カラ松はソファの横に素早く移動すると、抵抗する間もなく、私の下着にウエスト部分から手を差し入れた。
「あっ!」
カラ松の大きな手が繁みを何度も摘む。