第19章 アクアリウムに浮かぶ恋【おそ松、カラ松】
「あっ……あぁああ! やぁあんっ! おそ……松……くんっ……」
そうだよ、もっと啼けよ。
俺が悪い。全部悪い。んなこと、分かっている。
高みに向かってグイグイと昇っていく感覚。身体と意識がごちゃまぜになって、出したい、放出したい、発射したい。愛菜に、愛菜の中に、ぶちまけたい……。
「愛菜! ああっ! イク! イクからっ!」
「あ! やぁあんっ! あああっ! あっ! あっ! あああああぁあああっ!!」
愛菜の尻を強く掴み、彼女の中に欲を吐き出した。ドクドクと肉棒が脈打つのが分かる。
あ、止まんねぇ……。
俺は体験したことのないくらいの快感に震えながら、愛菜にしがみついて全てを出し切った。
――どのくらい経っただろう。
「おそ松くん……」
愛菜のか細い声に我に返って、俺は彼女の中から自身を引き抜いた。ボタボタと精液がこぼれ、慌ててトイレットペーパーで拭き取る。
「わりぃ。気持ちよすぎて、ぼうっとしてた……」
「うん……」
愛菜が小さく頷いた。
「なぁ、俺さ、マジで愛菜のこと」「あ!」
俺の言いかけた言葉を遮って、愛菜が声を上げた。
「どうした?」
「カラ松くんが! ショップに行かないと!」
愛菜がトイレットペーパーで秘部を拭き取り、ショーツを上げる。スカートも履き直し、ドアノブに手をかけた。
「おい、愛菜!」
愛菜の手を掴む。
「私、今のことはもう忘れる。おそ松くんも忘れて」
「え……」
愛菜がドアを開けて、走って出て行く。俺はそれ以上止めることもできず、ただ呆然と彼女を見送った。