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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第19章 アクアリウムに浮かぶ恋【おそ松、カラ松】


「なぁ、愛菜……」


「なに? おそ松くん」
水槽から目を離さずに愛菜が返す。


「さっきも聞いたけどさ、カラ松ともうセックスしたの?」


愛菜が顔を上げた。


「え〜何でそんなこと聞くの? やだな〜」
へらっと表情が崩れる。


またこの顔だ。全てを誤魔化す万能の笑顔。無邪気なフリして、『そんなことあなたには関係ないでしょ?』という強い拒絶を含んでいる。


ああ、そうかよ。カラ松には見せて、俺には本心は見せられないってか? 俺たち幼馴染だろ? いつの間にそんなお高くとまるようになったんだよ。


背を向けてまた水槽を見始める愛菜。俺は彼女の肩を掴んだ。


「おそ松くん?」
愛菜が驚いて振り返る。


素早く周りに誰もいないことを再確認すると、俺は愛菜を引き寄せ、後ろから抱き締めた。


「え? ちょっと!?」


「愛菜……」


愛菜の首元に鼻を埋める。汗と香水が混じった甘い香り。何とも言えない感情が込み上げる。


「やっ……! 何なの!?」


「声出すな」


離れようと抵抗するのを押さえながら、水槽の横にある黒いカーテンの中へ愛菜を引き込む。


そこは真っ暗な空間で、発光するクラゲだけを展示した小さなコーナーになっていた。


「ちょっと! おそ松くんってば!」
腕の中で暴れる愛菜の首にキスをしながら、後ろから大きな胸を服越しに触る。


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