第18章 バスルームのひみつごと【十四松】
音を立てないように、ゆっくりと掴んで引き寄せる。
浴室を振り返ると、すりガラスの向こうからはまだ水の流れる音が聞こえる。怒っていたものの、愛菜ちゃんは出てきそうな気配はない。
ちょっとだけ……。
ぼくはブラジャーの肩紐を両手で持ち、そうっと目の前で広げてみた。
「おーう、マジっすか……」
黄色いレースの可愛らしいブラ。胸元にはリボンまでついている。しかも、カップは大きい。童貞のぼくには凄まじい破壊力だ。
「愛菜ちゃん、こんな可愛いのつけてるなんて、反則……」
ぼくはブラジャーを穴が開くほど見つめた後、裏返してカップの中を見た。
さっきまでこの中に愛菜ちゃんのふわふわのおっぱいが入ってたと思うと、胸が苦しくなる。まだ、少し温かい布の感触が余計興奮を煽る。
あー、愛菜ちゃんのおっぱい、嗅ぎたい、舐めたい、もう吸いたい。
また、浴室を伺う。
まだ、出てこないよね。ちょっとだけならいいかな? うん、ちょっとだけ。
ぼくは思い切ってブラのカップの中に顔を埋めた。
何とも言えない甘ったるい匂いが、ぼくの顔を包む。これ、愛菜ちゃんのおっぱいの匂い? たまんない。ぼくはブラを揉みくちゃにしながら、顔に擦り付け、感触と匂いを堪能する。
「はぁっ……愛菜ちゃん……」
さっき見た愛菜ちゃんの裸を思い出す。気持ち良さそうにイッちゃった愛菜ちゃん。もう、えっちすぎる。