第18章 バスルームのひみつごと【十四松】
「十四松くん、会いたいよぉ……」
目を閉じて、ふわふわの泡に身を任せると、瞼の裏に十四松くんの姿が浮かんでくる。
十四松くんは、女の子とえっちする時、どんな感じなんだろう。天使みたいな彼にも性欲ってあるのかな? もし、十四松くんに私の身体を触ってもらえたら……。
のぼせ気味なのも手伝って、頭がクラクラしてくる。私は立ち上がると、扉の方を向いて、バスタブの縁に腰掛けた。足だけ泡に浸かっているのが丁度いい。水中から解放されたローターの振動音が浴室に響いた。きゅっと強く足を閉じ、力を入れる。太腿に挟まれながら唸り続けるローターは、休むことなく私の欲を可愛がる。
想像の中の十四松くんが力強い手で私の身体を弄り、秘部を優しく愛撫した。
「んぅ……ぅっ……」
徐々に高まっていく快感。私はバスタブの縁に掴まりながら、ローターの愛撫に夢中になる。
十四松くんの指がもし私の中に入ってきたら……。想像しただけで子宮の奥が震える。あの指を出し入れされたらどんなに気持ちいいんだろう……。
快感が昇り始め、私はぐっとローターを押し付けた。想像の中で十四松くんの指が膣を荒々しく犯していく。
もっと、激しくしていいんだよ? 十四松くん。いっぱいして……。
「あっ……イきそう……!」
私はバスタブの縁に腰掛けたまま、身体を反らせて、絶頂に備えた。
来る……来る……ああ……十四松くん……もう……!
その時。
いきなり浴室の扉が勢いよく開いた。
「愛菜ちゃん!」
扉を開けた人物が私の名前を呼ぶ。驚くも快感の頂きに向かって上昇を始めた身体はもう止まらない。
「え? 十四松くん!? なんで!? あっ、だめっ! んっ! んっ! 見ちゃいやっ! あっ……ああああっ……!!」
私はいきなり現れた十四松くんの前で、ビクビクと身体を跳ねさせ、絶頂を迎えた。