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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第4章 夢松事変【カラ松】


「何やってんだ、愛菜……」
寝起きで機嫌も良くないのか、カラ松の目つきが悪い。


「あーあーあー……えーっと、これは……」


やばい! このままじゃ、カラ松ガールだと勘違いされちゃう! ない頭をフル回転させ、咄嗟に出てきたのは何ともオソマツな言い逃れだった。


「いや……俺、一松ですけど……? 愛菜って誰……?」


しまったぁー! つい、一松のフリしちゃった! でも明らかに背が低くて服はブカブカだし、髪長いから、バレバレなのにぃっ! そもそも性別違うしっ! 終わったぁー!


「へ?」
カラ松は一瞬キョトンとしたが、すぐにニヤリと笑った。


「ああ、なんだ、一松か」


あれ? うまく騙せたのかな? 私のこと、一松だと思ってるみたい? 普段思われたらなんか嫌だけど、今は助かった! ごめんね、一松!


しかし、喜んだのも束の間、
「じゃあ、服を返してくれ、一松」
カラ松は私に手を差し出した。


「え?」
私は固まる。


「『え?』じゃないだろう。今からオレは出掛けるんだ。早く服を返してくれ」


「あ、うん。じゃあ、着替えてくる……」
部屋を出ようとすると、ぐいっとカラ松に腕を掴まれた。


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