第17章 片道タクシー【カラ松】
「あぁっ! いやぁ! あんっ……!あんっ……! ぁん……」
徐々に子宮が下がり、悦楽を受け入れ始める。
「ハニー……もっと深く突いて欲しいんだろう……?」
男が私の臀部を両手で鷲掴み、自分に引き寄せるようにぐいっと持ち上げた。
「やああああっ!!」
最奥まで深く挿入され、頭から意識が飛びそうになる。
「ハニー、どうだ? 深くまで入ったな……先が何かコリコリした硬いものに当たっているんだが……?」
言いながら、ぐりっと腰を回す。
「あああああんっ! だめっ!」
電気が走り、身体が飛び跳ねる。
男がニヤリと笑った。
「ああ、すまん。子宮口ってやつか? 触れるか触れないかぐらいで擦ると、女は相当気持ちいいって聞いたが……試してみるか?」
「いや!」
「遠慮するな、ハニー。このカラ松が、天国を見せてやろう」
男が臀部を持ち上げたまま、激しく深く抜き差しをする。
「いやあぁんっ! あっ! あっ! ああっ……」
少し前まで雨に濡れてあんなに寒く冷え切っていたのに……。いつの間にか身体が熱を帯び、額にうっすらと汗が滲む。
自分のものであることを確かめるように、繰り返し出入りする男の硬い欲。
こんなの嫌。感じたくない。早く解放されたい。
なのに……。
とめどなく与えられる悦びに身体が包まれる。
もっと速く動いて、もっと激しく突いて、もっともっと一番奥まで来て欲しい……。
「ふぅっ……ふぅっ……くっ……ハニーッ……愛してるっ! 愛してるっ!」
叫びながら、必死に私を犯す男。苦しそうに顔を歪め、私の中を強引に堪能する。
愛している?
私を?
なぜ?
息を弾ませ、快感によがりながら、私は男を見つめた。