第17章 片道タクシー【カラ松】
「やだ! 抜いて! いや! いや!」
必死に訴えても、男の耳には入っていないらしい。恍惚の表情を浮かべて、私の中を突き進む。
どんなに嫌だと頭で思っても、さっきまで快感を感じ始めていた身体は飲み込むように男を受け入れた。
「ああ……やっとひとつになれたな……想像以上だ……」
男が顔を紅潮させながら、ゆっくりと息を吐く。
「うっ……いや……抜い……て……ううっ……っ……」
しゃくりあげながら見上げると、男は私をじっと見つめた。
「ハニー、お前もずっとこうしたかったんだろう? 嬉しくて泣いてるんだな……可愛いやつめ……」
「ちっ……違っ……やめて……抜いてっ……っ……」
「ん〜? それは『早く突いて』という意味か? ガールズの言葉は難しいな……オレとハニーの仲じゃないか。遠慮せずに素直にいえばいいんだぞ?」
「っ……!」
「オーケー。お望み通り、たくさん愛してやるからな」
男が律動を開始する。
「あっ! い、いやっ! やぁっ! やだ!」
太く硬い肉が容赦なく私の中を擦る。一突き一突きに自身の欲望を込めるような力強い抽送。奥まで突かれるたびに身体は悲鳴を上げ、私は瞳を潤ませた。
「ハァッ……ハァッ……ハニー……! すごくいい……すごくいいぞ……」
しつこく繰り返されるピストン。男の肉棒は、膣内を余すところなく蹂躙し、快感を植え付けるように擦り上げる。