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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第16章 俺はキミを覗きたい【おそ松】


《おそ松side》


4R。15>2>4、三連単。


単勝15。枠連3―7。


賭けたのはメジロマツクイーン。


えーっと、それから、マツダブライアン、ジェネラルマツノ。


5R。9>4>3の三連単。単勝9、馬の名前は……。


くそ、思い出せぇな。いつもなら、すっと出てくるのに。


俺は白い天井を眺めながら、昼間の競馬の結果を反芻していた。


愛菜ちゃんの背中をあやすようにポンポンと叩きながら。


下を向いて、愛菜ちゃんを見てしまったらダメな気がするんだ。わざと壁や天井を眺め、どうでもいいことを考える。それでも、愛菜ちゃんの温かくて柔らかい体は、俺の意識に遠慮なく入り込んできた。


さっきのおっさん、挿れてはなかったよな? 俺、ちゃんと間に合ったよな? いや、もしかしたら、先っぽだけ入ってたか? どっちだ? 


そういや下着下ろされてたよな。おっさん、見たんだろうな。そりゃ、そうか。見ないと挿れられないしな。いや、見たのかよ! ムカつくな〜。パイは? 揉んだのか? くっそ〜、俺でさえ、遠くから見てるだけだったんぞ。


気が付くと、つい愛菜ちゃんの裸を考えてしまっている。熱を持った下半身が行き場のない欲を持て余す。


クソな俺でも、さすがにここで襲えるほど人間捨ててはねぇもんなぁ……。


愛菜ちゃんは、ますます強くパーカーに顔を埋め、下着姿のまま、体を密着させてくる。


あー、煙草吸いたい……。


俺は大きく息を吐くと、目を瞑った。


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