第15章 狼なんかこわくない【トド松/学生松】
裸体が揺れる。足の指がピンと反る。痺れるような官能。正直な身体は熱を帯び、硬く太い肉を咥え込む。
「やぁっん! トド松くんっ……! あああ! あんっ!」
蜜壺の中を滑るように往復するトド松くん。
「くぁっ……はっ……愛菜ちゃんっ……!」
目を開けると、汗を流し、苦しそうに快感に歪む顔。いつもの可愛いトド松くんじゃない。愛する女と交わりながら、必死に腰を振る一人の男。
先生とか、大人とか。ここまで来たら、たぶんもう関係ない。今ここにいるのは、求め合う一組の男女。ただそれだけ、ただそれだけ。
トド松くんがさらに速く動く。打ち付ける音が響き、絶頂へ向かって昇っていく。
「はぁっ……くっ……ごめっ……ボクッ……もう……」
「あっ! あぁんっ! トド松くん……すき……」
トド松くんが一瞬笑う。嬉しそうな、照れ臭そうな、困ったような笑い顔。
次の瞬間、ラストスパートをかけるように腰を激しく打ち付けた。
「やあんっ! あぁあんっ! あぁああっ……!」
一気に昇りつめて、子宮と骨盤が激しく痙攣する。快感に身を捩ると、今度はトド松くんが叫ぶ。
「あぁっ! くっ……出るっ……!」
熱い欲が放出される。トド松くんは震えながら全てを出し切り、息を吐いて倒れ込んだ――。