第15章 狼なんかこわくない【トド松/学生松】
トド松くんは生徒で、私は先生で。
トド松くんは高校生で、私は大人で。
トド松くんの塾での姿しか、私は知らなくて……。
「もしかして怖い……?」
トド松くんが心配そうに覗き込んでくる。
私は首を振った。
怖くなんかないよ。だって、大好きなトド松くんだから。
彼の首に腕を回し、そっと引き寄せる。驚いたような嬉しそうな顔。見ただけで胸がきゅんと甘くときめく。
あぁ、やっぱりずるいなぁ。私ってば。
だめな大人、だめな先生。
でも、それよりも今はトド松くんが欲しい。
「おいで……」
強く引き寄せ、そのまま一緒に倒れ込む。テーブルとベッドの間の狭い空間。絨毯の上で身体を絡ませる。
「愛菜ちゃん……」
抱き合いながら、トド松くんは優しく私の足の間に手を入れた。秘部に届いた指が感じているかを確かめるように丁寧に蜜口をなぞる。
私のそこは当然トド松くんを求めていて。
指の動きに合わせて愛液を吐きながら、ぐちゅりぐちゅりと彼を誘った。
「あぁ、愛菜ちゃんのここ、すごい……」
呟きながら、ゆっくりと息を吐く。
「いいよ、もう……来て……」
トド松くんの喉が鳴った。
早くおいで、私の中へ。
膝を立てて、足の間に彼の身体を誘い込む。大きく反り返った欲を手で包み込み、ゆっくりと秘部へ誘導する。
「うぁっ……!」
まだ先が触れただけなのに、顔を歪ませ、声を上げるトド松くん。
いいんだよ? おいで。怖くなんかないよ?
手で支えながら、蜜口にぴったりと先端をあてがうと、すぐに彼の腰が動き、ぐちゅっと中に挿れられる。
「くぅっ……!」
眉を顰めて苦しそうに声を絞り出しながら、それでも腰は前へと突き出される。