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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第13章 超洗剤クリスマス【逆ハールート】


「愛菜ちゃん、今のもう1回言ってくれないか?」


私は口を押さえながら、必死に首を振る。


やめて。そんなセクシーな声で話しかけないで。戻れなくなっちゃう……。


子宮の奥がドクドクと波打つ。


「そうか……オレのことは好きじゃないのか……」
カラ松くんが少し寂しそうに目を伏せた。


あ、もう、だめ……。この気持ちを止められない……。


気が付くと、私は叫んでいた。


「そ、そんなことないよっ! 好き! 大好きっ! 私、カラ松くんのことが好き!」


カラ松くんの顔がみるみる赤く染まる。


「何言ってんの! 僕のことは!?」
チョロ松くんが立ち上がる。


ああ、カッコいい。その下がった眉、への字口。だって、私の彼氏だもん。


「チョロ松くんも好き……大好き……!」


途端に他の4人も立ち上がった。


「はぁ!? じゃあ、俺は? 長男の俺は!?」


「クソ松なんかが好きなら、ゴミなおれのことだって……」


「愛菜ちゃん! ぼくは!? 野球とぼく、どっちが好き!?」


「こんなクズな兄さんたちがいいなんて、愛菜ちゃんどうしたの? だったら、1番可愛い末っ子のボクのことだって好きでしょ!?」


呼吸が苦しい。身体が熱い。
私は肩で大きく息をしながら、涙が滲む目でみんなを見つめた。


「うん……好き……。おそ松くんも、カラ松くんも、チョロ松くんも、一松くんも、十四松くんも、トド松くんも……みんな大好き……」


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