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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第13章 超洗剤クリスマス【逆ハールート】


チョロ松くんと二人きりで過ごせないのは残念だけど、みんなで賑やかに過ごすクリスマスも楽しそうかも。


ただ……。


私は6人のシコ松くんを見た。
「みんな同じ格好してると区別がつかなくて不便だな〜……」


「あ〜確かにそうだな。どうする? ペイントし直すか?」
おそ松くんがみんなを見回す。


「それより、デカパン博士に戻してもらおうよ!」
十四松くんが提案すると、全員一斉に頷いた。


「んじゃ、ま、とりあえず、デカパン博士の研究所に行くか〜」
おそ松くんが歩き出す。


あれ? イルミネーションは?
でも、早く元の姿に戻ってくれたほうがいいから仕方ないか……。


私はおそ松くんたちの後に続いた。




・・・


「なんだ、誰もいないよ? 留守みたいだね。鍵は空いてるのになあ」


先に中に入ったチョロ松くんの声に私たちも研究所を覗く。


いつもは明るい研究所も今日は照明が落とされ、人のいる気配がない。


私たちはとりあえず中に入った。


「フッ、クリスマスイブだし、どこかへ出かけているのかもな」
カラ松くんが言うと、トド松くんが電気をつけて棚を物色し始める。


「何か体が戻るような薬ないのかな〜」


私も何かないかと周りを見回す。その時、テーブルの上に置かれた瓶が目に入った。瓶にはハートの装飾がついていてピンク色の液体が入っている。


一体、何の薬だろう?


私は瓶を手に取ると、眺め回した。


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