• テキストサイズ

《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第12章 超洗剤クリスマス【チョロ松ルート】


「キキキキキスしまくる!? そそそそんなこと、この私に……」
チョロ松くんが途端に真っ赤になる。


そうだった。F6のチョロ松くんは実は女性慣れしてないんだった。はぁーん! そのギャップが、また女心をダイレクトにくすぐるぅー! 


……って、そんなこと言っている場合じゃない。イルミネーションが終わっちゃう前に何とかチョロ松くんを元に戻さなきゃ!


私は薬を1滴飲む。


すぐにチョロ松くんの横に座り直し、彼の唇に自分の唇を重ねた――。



・・・・


「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」


耳が熱い。舌が痺れる。漏れる吐息。
私たちはお互い息を切らしながら唇を離した。


これで何回目のキスだろう。


ワイルド系イケメンの姿になったチョロ松くんが、トロンとした瞳で私を見つめてくる。口はだらしなく開き、頬は赤く染まっていた。


「愛菜ちゃんっ! そ、そんなに何回も連続でキスされたら、僕……もう……」


チョロ松くんが熱に浮かされた表情で私の肩を掴む。今にも押し倒してきそうな勢いだ。


対する私も同じ気持ちだった。薬を1滴飲んではキスをする、の繰り返し。キス自体はとても軽いものだったけど、何回も何回もチョロ松くんの唇に触れていたら、だんだんと……何て言うか……気持ちよくなってきて……。


もっと……深く甘くキスしたくなってきちゃうというか……。


「ハッ、ダメダメ! しっかりしなきゃ!」
私は首を振った。


/ 804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp