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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第12章 超洗剤クリスマス【チョロ松ルート】


「とりあえず公園に入ろっか」
チョロ松くんに促され、私たちは赤塚公園の中に進んだ。


「わぁ、きれい……」


すぐにイルミネーションが目に飛びこんでくる。

花壇一面に広がる色とりどりのライトの絨毯。木々にも飾りや様々なLEDランプがつけられ、空間一体が幻想的な光とともに浮かび上がる。思わず溜息が漏れた。


周りを見ると、自分たちと同じように恋人たちが寄り添ったり、抱き合いながら、イルミネーションを楽しんでいた。


「愛菜ちゃん、座ろっか……」


「うん」


近くにあったベンチに座る。
チョロ松くんは、改まったように私の方を向いた。


「じゃあ……お願いできるかな……?」


私は頷くと、チョロ松くんから体を離し、姿勢を正して座り直した。


理想の恋人薬を1滴飲む。


『恋人の理想の姿を想像しながらキスをすれば、その通りになる』だったよね……。


よし、理想のチョロ松くんをちゃんと想像しなくちゃ。理想のチョロ松くん、理想のチョロ松くん、理想の……。


私はそっとチョロ松くんに顔を近づける。どこが口か分からない。


たぶんここらへんかな?


『シコ』の『コ』の真ん中辺りにキスをした――。









……数分後、私は頭を抱えていた。




目の前の男性はめちゃくちゃカッコいいけれど……。

明らかにいつものチョロ松くんじゃない……。


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