• テキストサイズ

《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第10章 お持ち帰りの長い夜【一松】


《一松side》


帰りたくない……。

せっかく入ったのに、何もしないで帰るとか悲しすぎだろ。料金見たら、結構高いし。でも、もうこれ完全に帰る流れだ。

セックスしたかった……。せめて見るだけでも……。

おれは泣きたい気分で彼女に目をやった。

どうやったら、女って見せてくれんの……?

服を脱がすっていうけど、まず脱がす前段階が分かんないんですけど。あ〜もう、パッと脱いでくれないかな。

見せてくださいって、素直に頼むか?

ここまでついて来たんだから、土下座くらいすれば見せてくれるかも……いや、それ絶対にひかれる……ってか、そんなこと言えな〜い! 言えるわけな〜い!

それか押し倒すか……? ムリムリムリムリ。いやがられて叫ばれでもしたら、一生のトラウマ。来世まで立ち直れない。大体、そんな度胸があったら、とっくに友達もできている!

「ねぇ、一松くん」

「な、なに……?」

我に返ってキョドりながら答えると、愛菜ちゃんは頬を染めて下を向いた。

「あ、あのね、もったいなくないかな? 今、帰っても時間分の料金取られるし。ど、どうせだったら、お風呂入ってから帰るとかにしたら。ほら、時間の節約にもなるし、シャンプーとかも使えるし! ……って、私、何言ってるのかな。せこいよね、ごめん……」



愛菜ちゃん、あんた……







女神か……!


/ 804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp