第9章 かんじて♡サマー仮面【カラ松】
「カラ松くん!」
愛菜ちゃんがオレの手を取り、両手で包んだ。
「大丈夫だよ、カラ松くん。私も同じくらい緊張してるし、自信ないもん。だから、おあいこだよ?」
胸が熱くなる。次の瞬間、オレは仮面を上にずらすと、愛菜ちゃんの唇に自分の唇を強引に押し付けていた。
「……っ!」
一瞬、愛菜ちゃんは後ろに下がろうとしたが、思い直したようにすぐにオレの唇を吸って応える。
柔らかい……。
あとはもう分からない。海の波が押し寄せるように色んな感情が溢れ、オレはただ突き進むだけ。
愛菜ちゃんの背中に手を回しながら、オレは何度もその唇を求めた。口内に舌を侵入させれば、絡みついてくる温かい舌。さっき一緒に飲んだオレンジジュースの香りが微かに鼻を掠め、チリリと夏の味がする。
「んっ……んっ……ぅんっ……ぅう……」
可愛い声が息と共に漏れる。オレは愛菜ちゃんを強く引き寄せると、胸元に手を這わせた。
汗で濡れた谷間を撫で、水着の上から膨らみを揉む。
「んんっ! んっ……! んっ!!」
途端に愛菜ちゃんの声が朱夏の熱を帯び、こぼれる息の温度が上がる。オレは夢中でキスを繰り返しながら、愛菜ちゃんの胸の膨らみを弄り続けた。