第9章 かんじて♡サマー仮面【カラ松】
「くぉらぁ!! 馬鹿長男っ!」
チョロ松くんが飛び出してきて、おそ松くんの首根っこを捕まえた。
「ごごごごめんね、愛菜ちゃん! その、見るつもりは、なななななかったんだけど……あ、でも、僕のでよかったら使ってもらっても全然構わないっていうか、もちろん責任はちゃんと取るから……」
鼻血を垂らしながら、真っ赤な顔で私を見つめるチョロ松くんの目には「SEX」の文字が出てしまっている。
私は自慰行為を見られてしまった羞恥心で、頭が真っ白になり、完全にフリーズしていた。
いきなり現れた二人を唖然として見ていると、一松くんがゆっくりと現れた。
「愛菜ちゃんって、そんな淫乱だったんだ……ヒヒッ。クソ松なんかよりおれにすれば? おれみたいなゴミでクズなやつにぐっちょぐっちょに精液まみれにされて犯されるって思ったら興奮しない? するでしょ……?」
「あ、あの……」
私が口を開いた瞬間、
「はいはいはいははーい! ぼく、あれ!? 十四松! もうタッティが限界! 愛菜ちゃん、ぼくでどうっスか? 体力には自信あるから愛菜ちゃんが満足するまで何回でも奥まで突いてあげられるよー!」
十四松くんが飛び出してきた。
「ふふっ、兄さんたちにこんなこと言われても困るよね? ごめんね〜。でも、愛菜ちゃん、淋しいなんて辛いねっ。ボクでよかったら相談に乗るよ? ボクなら心も身体も満たしてあげられるけどなあ? ボクけっこう凄いんだよ……? とりあえず二人きりで向こうで話さない?」