第2章 銭湯クイズに参加してみた【ギャグハー】
「そうだよ〜、愛菜ちゃんの大好きなものを当てるクイズ! 楽しいよ〜?」
おそ松くんもニヤニヤしながら私を引っ張った。
「え、でも……」
困っていると、チョロ松くんが私からおそ松くんを引き剥がした。
「くぉらっ! お前ら! さすがに女の子に史上最低のあのクイズはまずいだろっ!」
「はぁ〜、またそんなこと言っちゃってるの? ノリ悪っ。これだから、クソシコ童貞は始末に悪いよね〜」
後ろから洗面器片手にトド松くんが現れた。
「クソシコ言うなっ! お前も童貞だろうがっ!」
「チョロ松、いいの? 愛菜ちゃんが○○○を見て当てるんだよ? 普通だったらお金払ってもやってもらえないよ!? こんなチャンスある!?」
おそ松くんがチョロ松くんに詰め寄る。
「う……まぁ、それはそうだけど……」
「フッ、カラ松ガール。クイズに参加して、黒暗の闇を纏った甘く切ない白濁の天使の涙をGETしないか」
「コーヒー牛乳って言えよ! 回りくどいわっ!」
チョロ松くんがカラ松くんにも突っ込む。
その後ろで、
「ヒヒ……愛菜ちゃん、こんな最低のクソなクイズに参加するの? 考えただけでたまんない……」
一松くんが膝を抱えながら卑屈に笑う。
「あの、でも、私、まだ掃除が終わってなくて……」
「「「「「「掃除なんていいからっ!」」」」」」