第3章 化猫
「…私、狐さんの事視えるよ?」
えっ!?
そんなはずは…!
何故…!?
その後も少女は狐珀と会話をする
どうやら、目の前にいる『狐』が
いつも一緒にいる狐珀だとは
気がついていない
あーもう!
狐珀め!
そんなに『人』と触れ合ってるから
結界が歪んでいくの!
最後に狐珀が魔力で少女を眠らせた
そして…
「これも許しておくれ…」
…!?
狐珀何してっ…!?
これは、ただじゃ済まない
急いで右烏に伝えないと
急いでその場を去り
妖怪の世と繋がっている結界へ
「にゃっ… にゃんだこれ…」
結界を見た瞬間
いつもと全く違う色に変化し
この中に入ったら
命を落としそうな…
でも、とにかく今は右烏に…!
覚悟を決めて結界へ入る