戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第9章 朧月夜の巻―家康中将-<R18>
「家康様が初めての殿方なら最高ですわ」
そして舞は花が咲くように微笑む。
「じゃ、痛くないようゆっくりやるけど、痛かったら言いなよ?」
「はい、お願いします」
妙な事になった。
しかし、この美貌の娘をいかに優しく導いておんなにするのも、家康中将の手腕だ。
「じゃあ、俺のところにおいで」
声を掛けると、裸身のひざでゆっくりといざり、家康中将のところに寄る。
「ここにおいで」
家康中将は膝に座るよう、舞に声を掛ける。
「…はい」
素直に返事をし、舞は同じく裸体の家康中将の膝に座る。
すぐ、家康中将は舞を抱き締め、肌を合わせながら唇を耳に寄せる。
「俺に任せて」
耳元で優しく囁くと、ぴくりとからだ全体を震わせる舞。
耳をゆっくり舐めると、途端にため息のような吐息が舞から漏れる。
「は…ふ…」